薩摩
琵琶
鶴田流
琵琶の古典曲は、ほとんどが弾き語り。
つまり一人で琵琶を弾きながら物語を歌うわけです。
そんな曲の内容は、ほとんど歴史上のエピソード。
平家物語がらみか、戦国時代が多いです。
物語を語るわけですから1曲はとっても長く、短くても10分、
長いと30分弱あったりします。
そんなわけで、1曲の中に戦闘やら、悲劇やら盛り込まれていて、
まさに一人オペラって感じです。
とっつきにくいかもしれませんが、聞いてみると結構はまると思うのですが・・・。
古典琵琶弾語り「壇の浦」
Nishihara Kakushin /
Dannoura
from Masaki Yanagida on Vimeo.
オリジナル琵琶弾語り「911」
こちらは古典曲の手法で現代の事件を語ったらという実験的なオリジナル曲。
湾岸戦争からニューヨーク同時多発テロ事件までをテーマにしています。
と、古典は古典でカッコイイのですが、
それでも、
なんとなく現在と遊離してしまっている琵琶という楽器を、
なんとか今の音として聴くことはできないかと、
そんなことを考えながら、いろんな活動もやってます。
ちょっと、聴いて観てください。
Carrion beetle:
西原鶴真/琵琶,声,ノイズ
琵琶+ノイズ+電子音+癒し+???
古典曲「義経」を大胆アレンジ、チェロ、ギター、ノイズ音楽などを加え、義経の一生を表現する叙事詩に生まれ変わりました。およそ60分の大作です。
西原鶴真/琵琶
Gasper Claus/チェロ
Serge Teyssot Gay/ギター
KINTSUGI:
Dannoura Mange:
西原鶴真/琵琶,声
Joanna Dudley/声、パフォーマンス
Jyo Ha Kyu:
ギャスパー・クラウス – cello
石橋英子 – voice,piano,drums
梅津和時 – soprano saxophone
大友良英 – turntables
坂本弘道 – cello,electronics
坂本龍一 – prepared piano
Sachiko M – sine waves
友川カズキ – voice,guitar
西原鶴真 – voice,satsuma biwa
灰野敬二 – voice
レナード衛藤 – taiko
こちらは「壇の浦」を森の動物たちがポップにおとぎ話として語ったらというあり得ないアレンジバージョン。ジョアンナのボイスパフォーマンスにご注目。
作品展「ババロアチョモランマ」予告:
琵琶って、どんな楽器?
・そんな方はこちらをクリック!
琵琶という音について
・ちょっと真面目に語ります。
以下のCDを販売しています。興味がありましたら、メールにてお問い合わせください。また一部「iTunes」でも販売中です。
「壇の浦」/ 18:04
作詞:水木 洋子
作曲:鶴田 錦史
琵琶演奏・語り:西原鶴真
CD:1,000円
いわずと知れた「平家物語」のクライマックス!!
源平最後の戦い「壇の浦」の始まりから、
安徳天皇の入水による平家滅亡の場面まで、
一気に語ります。
この曲は師匠、鶴田錦史が古典的手法と
新奏法を組み合わせて作曲したものです。
昭和39年の東宝映画『怪談』(監督・小林正樹/音楽・武満徹)の「耳なし芳一」の場面でも演奏されました。
「義経」/ 21:52
作詞:村上 元三
作曲:鶴田 錦史
琵琶演奏・語り:西原鶴真
CD:1,000円
「壇の浦」での大活躍の後、一転して追われる身となった義経一行の逃避行を歌います。
クライマックスは有名な「勧進帳」の場面です。
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