My Master......

 

鶴田 錦史

薩摩琵琶鶴田流始祖

 

元は薩摩琵琶錦心(きんしん)流出身の女性琵琶演奏家、作曲家。

北海道江部乙に生まれ,8歳で上京し錦心流の速水是水に入門。

1936年ごろよりは実業家として活動を始める。実業家として成功を収めたのち、

1955年に鶴田錦史として再デビュー。

伝統を基礎とし、歌が中心だった薩摩琵琶を派手な弾きを取り入れた新しい形として大胆に変化させ、

独自の鶴田流を作り上げた。

 

尺八演奏家の横山勝也〔1934-〕とともに作曲家武満徹の作品の演奏でも名を残し、小林正樹監督の映画《怪談》(1964年)に始まる武満との協同作業は,《エクリプス》(1966年),《ノベンバー・ステップス》(1967年),三面の琵琶のための《旅》(1973年)などに結実。(1911-1995) 。

オーケストラとの共演など、海外での演奏活動も積極的におこない、1971年芸術選奨受賞。

 

1995年4月4日死去。享年83歳。

 

 

 

わたしの最初の師匠です。

 

 

師匠を訪ねたとき、

わたしは、バンドで変わった楽器を弾いてたら、ちょっと面白いかなと思っただけで、

そんなすごい方とはぜんぜん知らず、

琵琶の音もさえも聞いたことがないのに押しかけてしまいました。

 

 

しかし師匠は、そんな失礼な私を「面白い」と笑って迎えてくれて、

 

とにかく音を聞いて、気に入ったらまたから来なさいと、

自分の演奏のカセットテープ(笑)をプレゼントしてくれました。

 

 

そのテープが凄かった・・・。

 

それから、すっかり琵琶だけになってしまいました。

ちなみに、若い頃からきっちりした男装の方ですが、師匠は女性です。

 

(わたしも入門してしばらくは、わかりませんでした。(笑))

 

 

とにかく、とっても豪快で、弾き方も、生き方も、かっこいい人でした。

 

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